センター長の三嶋です。

 

 

先日、広島県事業承継・引継ぎ支援センターより、統括の平野さま、マネージャーの新居さまがご来所されました。

広島県における事業承継の支援活動についてお話をお伺いしながら、今後の連携強化に向けた意見交換をさせていただきました。

 

 

東広島市は県内でも高齢化率が低く、人口流入も続いていることから“若く元気なまち”というイメージがあります。

しかし、山間部や沿岸部では高齢化率が高くなっているのが実態です。

これは、地域経済・産業の側面で見れば、人口および消費金額の減少や、その地域における担い手不足に繋がります。

 

 

いわゆる後継者問題は以前から取り沙汰されており、経済産業省・中小企業庁の資料では、

「2025年までに、中小企業・小規模事業者の経営者の60％を超える約245万人が、70歳を超える年齢になる」

と言われています。

その約半数の127万人は後継者が未定です。

この数は、日本企業全体の30%以上となっています。

 

 

そこで近年、推進されているのが小規模M&Aによる「第三者承継」です。

「第三者承継」は、特に地域経済において重要視されています。

その表れでもある事業承継型のM&Aの件数は、公表されているもので年500件前後。

推進されているといっても、後継者に課題を持つと想定される事業者数には遠く及びません。

 

 

これには売り手（現経営者）と買い手（継承者）双方に要因があるように思います。

そこで、Hi-Bizとしては、広島県事業承継・引継ぎ支援センターさまとの連携を契機に

 

・現事業の磨き上げによる事業価値の向上

・民間M&A事業者と連携した事業承継を検討するきっかけづくり

・商工会議所、商工会と連携した事業者フォロー

 

というところに取り組んでまいりたいと考えています。

 

 

長引くコロナ禍やさまざまな災害が起きるなか、地域経済のレジリエンスを高めるために、中小企業の活性化は重要です。

その点において、Hi-Bizが貢献できるのではないかと、思いを新たにいたしました。

 

 

引きつづき、地域の様々な公的機関や金融機関の皆さまと連携し、地域事業者の皆さまの事業成長に伴走してまいります。

 

 

 

☆ご相談のお問い合わせ・ご予約☆
東広島ビジネスサポートセンターHi-Biz
ＴＥＬ：082-430-7090
ＦＡＸ：082-430-7091
ご予約フォームはこちら