<センター長ブログ「善意でなされる悪行、悪意なき悪意」>
2025.02.26センター長ブログ
センター長の三嶋です。
いつもとは変わったトーンのタイトルですが、非常に重要な情報ですのでご紹介させていただきます。
朝日新聞の連載『M&A仲介の罠Ⅴ 地域金融の責任』の第5回で中小企業支援家の小出さんの記事が掲載されています。
是非、連載記事全体をお読みいただけると理解が深まろうかと思います。
*朝日新聞(2025.2.25)
『地域金融のM&A仲介「業者と同じはダメ」中小企業支援家からの警鐘』
(朝日新聞さまのサイトにリンクします)
昨年から続く船井電機株式会社の報道でも改めて指摘されるようになった企業の存続や再建のためのM&Aという手法。
私自身、小規模M&Aの仲介サイトを眺めることもありますし、Hi-Bizの利用者さまでM&Aによって企業の存続や活性化を目指している方もいらっしゃいます。
そのため、“M&A=悪”ということではなく、ディールにおけるリスクを把握し冷静に判断しなくてはいけないということだと考えます。
本連載では、M&Aの仲介に地域金融機関が参加しているケースを取り上げています。
結果だけ見てしまえば「なぜこのようなことに?」と首を傾げざるを得ません。
契約に至る間に地域金融機関からは、売り手に何度も冷静になるようにアドバイスがあったようですが、
仲介をしてしまった以上は責任を問われることもやむを得ないと感じました。
売り手事業者へ提案する前に、買い手情報を洗って精査するのは『専門家』としての金融機関の役割だと思います
(ただ、どこまで行っても経営判断は時の経営者の責任が最大であるため、その判断に至る情報提供において責任の一端を負う、というお話です)。
本件を受け、「善意でなされる悪行」という言葉が思い出されました。
SNSやオンラインサロンなどで経営や創業、起業の相談をする、という話を私も耳にします。
そういった方がHi-Bizにいらっしゃるのは得てして「コトが起きてしまってから」です。
・知人に開業を勧められ、司法書士を紹介されて会社を設立。
その後、会社の税務を同様に紹介された税理士法人に依頼したところ、(正統な報酬額だが)数か月で自己資金の大半を失った…。
・SNSでメッセージのあった方にSNSの運用改善を依頼。
約束通り投稿を代行してくれたが、数か月の間に資金だけ失い結局何も成果が得られなかった…。
・SNSで知り合った方からオンラインサロンを紹介されて参加。
有料のセミナーやワークショップの案内を多数受け、断り切れずにいくつか参加せざるを得なかった…。
・社会活動の展開を相談していたら「一般社団法人を立ち上げては?」という提案をされた。
その理由やメリットがわからず、周囲に確認している…。
あくまで例ですが、このような事案をお伺いすることがこの1年ほどで増えました。
ここに見えてくるのが、「善意の悪行」ということです。
上述の中で登場する知人やSNSでつながった方は、決して当事者を「騙そう」と考えた方ばかりではなく、
「何かの助けになれば」という善意発信の行動だったと思うのです。
ただ、それが結果的に相手に不利益をもたらす「悪行」になってしまっています。
これは、双方の見識の浅さから起きるもので、冷たいかもしれませんが、最終的には「判断したご自身の責任」と思わざるを得ません。
※偉そうに書いていますが、ケースは違いますが私も過去に同じような判断ミスをしたこともあり、自戒の念も込めてそう思います。
意思決定に際して、本当に自分は冷静に考えられているか、客観的に見つめ直すこと。
そこで少しでも曇りを感じたら、しっかりと情報収集をし直して意思決定の確度をあげることに努めることが必要だと思います。
特に前者の「冷静さ」が重要です。
いつもとは少しトーンの違うお話でしたが、たまにはこのような情報共有も良いかなと思い筆を執りました。
Hi-Bizは「売上アップに特化した相談所」ですが、こういったご相談もお伺いして一緒に考えさせていただきます。
小出さんの記事文中にもありますが、私たちは、「まず経営改善、もっと稼げる会社へ」ということに東広島市の政策で設置された機関です。
何かありましたらぜひ、お訪ねください。
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