<センター長ブログ「東広島のパン屋さんにみる経済学🍞」>
2021.05.25センター長ブログ
センター長の三嶋です。
まずは、先週より発令されている緊急事態宣言下、Hi-Bizではご予約いただいている相談において、オンラインへの切り替えを推奨いたしております。
急なお願いにも関わらず、半数以上のご相談者さまに切り替えに応じていただきました。
また、ご相談内容から実地でのレクチャーを含む対応など、ご来所いただくケースにおいても、検温や手指消毒へのご協力を賜り、ありがとうございます。
この場をお借りして、皆さまに御礼を申し上げます。
さて、少し大げさな表題ですが、5/20発行のプレスネットさまの特集「東広島にはおいしいパンがある」に一筆寄稿させていただきました。
せっかく頂いた機会ですので、このブログではもう少し詳細に書いてみます。
(画像クリックにより、東広島デジタルのサイトへリンクします)
着目したのは、「広島市内の方々も東広島のパン屋さんに来店している」というアンケート結果です。
東広島のパン屋さんを利用される広島市の方々より、「近くに行く用事があった際に(利用する)」という回答が多く寄せられました。
これは、近距離圏でのレジャーを楽しまれている方のお声かもしれない、と推測し、寄稿文の冒頭で“マイクロツーリズム”という言葉を提示させていただきました。
この言葉は、メディアで取り沙汰されたこともあって多くの方が耳にしたことのあるワードだと思います。
そして、SNSの台頭についても提示させていただきました。
情報収集・情報発信の手段が、オフラインメディア中心からオンラインメディア中心へ移り変わってきています。
また同様に、売り手からの「単一方向の情報発信」から、買い手・ユーザーの情報発信が加わる「双方向な情報交換」へと変化してきました。
以前であれば、「地域の人気店」が「中広域」で認知されるためには、マスメディアを活用した広告が一般的でした。
現在では、ユーザーが生成し発信するコンテンツ(UGC)がSNSを中心に拡散され、以前のマスメディアに類似した働きを示しています。
その結果、「地域の人気店」の認知が広まり、
「この辺りで有名なお店ってどこかな?」
「せっかくあそこに行くなら寄ったほうが良いお店はないかな?」
という消費者行動が生まれています。
マイクロツーリズムとまでは言わずとも、自宅から1ー2時間程度の移動を伴うレジャーに、
上記のような「地域で話題のお店」に行ってみる、という楽しみ方が出てきているかもしれません。
また、そうなれば「地域で話題のお店」に行ったついでに「周辺の良さそうなお店」に立ち寄る、
「地域で話題のお店」が混雑しているから、「周辺の良さそうなお店」を探して訪れる、
というような行動の連鎖が起きる可能性があります。
これが、話題のお店をきっかけとした、地域経済に期待される「シャワー効果」です。
今後、東広島バイパスの整備、新たな道の駅の開業など、より一層周辺市域との交通利便性や訪れる魅力の高まりが期待される東広島市。
事業者の皆さまは、自店舗の魅力を伝えられるよう情報発信力を高めておくことで、チャンスが生まれるかもしれませんね!
「自社の場合、何をどうやって発信したらいいだろうか」
「うまく情報発信して集客・販路の拡大につなげたい」
とお考えのみなさま、ぜひHi-Bizへご相談にお越しくださいませ。
スタッフ一同、心よりお待ちしております。
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